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インド軍が中印紛争地を探検登山靴を残し主権をアピール
核心提示:6月25日、インド陸軍組織「探検隊」は中印境界の実際の制御線近くのカハート嶺氷河に「高山探検」を行い、「インドが主権を持っている」ことをアピールするために「探検活動の痕跡を残す」つもりだ。環球時報は6月25日、インド陸軍組織の「探検隊」が計画通りウタラカンド州のマラを出発し、中印境界の実際の制御線近くにあるカハート嶺氷河に向かって「高山探検」を行い、「探検活動の痕跡を残す」つもりで、「インドはこれに対して争えない主権を持っている」と宣言したと報じた。探検隊員はいずれも陸軍のエリートであるカハート嶺氷河はヒマラヤ山脈の一部であり、標高4717メートル、バヒランゲナ川の発祥地であり、その周囲には標高6500 ~ 7000メートルの雪山が随所に見られる。「インド速報」によると、カハート嶺氷河は「インドと中国の境界紛争地域から非常に近い」が、「カハート嶺氷河自体は紛争地域の範囲内ではない」という。インド陸軍当局者は現地メディアの取材に対し、「カハトリー氷河はインドの争えない領土であり、中国やパキスタン軍がここに到着したことがないことを国際社会に知らせることが探検隊の派遣の目的だ」と述べた。インドタイムズなどのメディアによると、インド軍が組織する「探検隊」一行は20人、その中には探検隊員12人と後方勤務保障員8人が含まれている。この12人の探検隊員はインド陸軍の精鋭15部隊の中から選抜された。「探検」の大役を果たし、安全な帰還を確保するために、これらの探検隊員はまず山地作戦が得意なインドのラチプート人兵団で長時間の山地生存訓練を行い、その後ニヘル登山研究所で数ヶ月の登山訓練を行った。計画によると、「探検隊」は順を追って馬から出発し、全長165キロの征途の中で複数の険しい山を越え、最終的に7月7日にカハート嶺氷河に到着する必要がある。いくつかの登山靴「物証」「探検隊」を残す目的は、「探検」ではなく「主権の宣布」であり、インド政府、軍、メディアでは暗黙の共通認識である。そのため、今回の「探検隊」の活動は、「もし将来、中国が領土要求を提出した場合にインドが主権を持っていることを証明する」ために、氷河に「物証」を残すことを意図している。「探検隊」の「物証」には、インド本国で生産された登山靴が何足か含まれる可能性があり、また雨を防ぐためのビニールファイルもあり、インドの主流メディアの新聞が何枚か挟まれるという。インド速報はこれに対し、インド軍が今回「探検隊」を派遣したのは「中国人民解放軍に対する標的行動」だと論評した。「過去には、中国境界部隊がインドの領土に入り、存在を示してから撤退するという報道が頻発した。このような状況は中印境界の西段、中段、東段の紛争地域で発生した」からだ。だからこそ、インドは現在の実効支配局面の利便性を利用して、上述の地域に赴き、速やかに「主権を宣言する」必要がある。「探検」が縄張り争いをする前例があるこのように「探検」活動で「インド領土」をアピールしたのは、昨年に先例があった。2007年10月、インドは大規模なシヤジン氷河探検活動を組織し、パキスタン側の強い抗議を受けた。インド軍は今年、一時手配を見合わせたと伝えていたが、インド政府が直ちに「活動継続」の許可を出したことから、インドは今年9~10月にも「インドの争えない領土」であることを示すために、シヤジン氷河への探検活動を再開するという。6月23日、インドのラオキー駐中国大使は、中国の地震救援と復興のために助けを提供したいと表明した。これは現在、中印両国の相互交流と連絡がますます密接になっている現実を反映している。中国とインドの境界問題会談は依然として進行中であり、インドの「知華派」は中印協力の戦略的意義、境界問題の歴史的複雑性に対して深い認識と理解を持っているが、軍組織のこのような「探検」活動は、中印境界問題の解決にマイナスの役割を果たすにすぎない。
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